先週、上海、シンセン、香港を訪れる機会があった。
いずれも、新旧が不思議なかたちで混じりあった街並みだ。
その後、週末には同窓会に出るため、銀座に寄った。
頭の中で、自然に上海の街並みと見比べていて、
いくつかのことに気が付いた。
銀座は静的で落ち着いていて、会う人皆美人に見えた。
一方、上海は動的で活気があり、街行く人はそれぞれに夢を求めて
一歩でも二歩でも、人を押しのけて先に行くことを考えているようで、
中国人特有の変貌の一面をみせてもらった。
美醜入り混じった景観といった感じで、印象に残るものは少なかった。
街並みのデザインには、それぞれ個性がにじみ出ていたが、
中には日本を、銀座を真似る方向に向かっているようなディスプレイも目に付いた。
それは、西欧化に走った日本の十数年前と同じような
デザインのプロセスを歩んでいるのだろうと思うと納得がいく。
そこで、デザイナーを志すなら「百聞は一見にしかず」で、
ともかく時間を見つけて現場に足を運ぶ事をすすめたい。
特に転職を真剣に考えている人には、中国は生きた教材を提供してくれる。
将来、デザイナーはどの分野に矛先を向けるべきかも教えてくれるように思った。
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