『90年代後半以降、不況による就職不安から始まった「資格・検定ブーム」。
ところが最近それほど就職活動に直結しないのでは?と思われる
ユニークな検定試験がやたらと目につく。
ちょっと例にあげるだけでも、「オタク検定」「時刻表検定」
「ファーブル検定」(昆虫に関する出題)といったマニアックな知識を判定するモノ。』
(R25 9.2号より抜粋)
デザイン業界では、例えば建築業界の一級建築士のような権威的な資格制度はない。
従って誰でもデザイナーを名乗ることは可能だ。
一億総デザイナーという人もいる。
そこでプロデザイナーとして生きるなら、自分なりにできることとして、
観察力を磨くこと勧めたい。
例えば、電車通勤だとしたら、まずは周囲の人の持ち物をチェック。
併せてその人たちの年齢も推理してみると勉強になるだろう。
どこの携帯電話か、何色のiPodか、髪の毛の色合いはどうか、
クールビズのセンスがいいか、靴のデザイン等々、
こうした観察を一年間試みたら、かなりの眼力の持ち主になる。
そうなるとデザインが面白くなるし、次に来る携帯電話はどのようなものか、
iPodのモデルチェンジはどうなるかなど、
かすかに匂うようになるとプロデザイナーだ。
デザイナーは机上の資格より、日常の観察力を磨くことが必須だ。
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