日本の大学の卒業は3月、海外は6月が多く、
海外の学校を終えて日本で就職しようとしても、
採用シーズンが終わっていて何処にも行けないケースが、まだまだ多い。
先日もヨーロッパの大学を終え、どこかスキルを生かせる場所がないかと
若い女性がコンサルティングに訪れた。
彼女はしっかりと日本の大学で4年間勉強し、
さらに専門を極めるためにデザイン発祥の地・ヨーロッパに留学したのだそうだ。
2年間学び成果を得て帰国したのに、
途中入社先も何もないのが現実と知ってがっかりしたという。
そこで弊社では、彼女の専門分野のスキルを把握するために、
実力テストを試みた。
課題を出し、作品とレポートを提出してもらった。
結果は大学院卒以上の実力有りと認められたので、
まずは派遣という形で就職してはどうかと勧めた。
この「紹介予定派遣」とは、会社は正社員採用を前提に、
定められた期間(最長で6ヶ月)派遣スタッフとして採用し、
実務の中で適性を見極めた上で、正式雇用を検討するというものだ。
現在、彼女は順調に実力を発揮しながら職場に溶け込んで行っているようだ。
何とも頼もしい限りである。
やはり正社員として働きたいと望む方は多いだろう。
ただ、自分のやりたいこと、スキルを生かすことを第一に考えれば、
「紹介予定派遣」という選択肢もある。
まずは何でも相談、そしてトライすることを勧めたい。
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