『求人倍率一倍を回復 好業績反映、13年ぶり』
厚生労働省が先日発表した2005年12月の有効求人倍率は
前月を0.01ポイント上回る1.00倍となった。
1倍台を回復したのは1992年9月以来、13年3ヶ月ぶり。
景気回復による収益改善に加え、団塊世代の大量退職もひかえて、
企業の採用意欲は一段と高まった。
(有効求人倍率:全国のハローワークに申し込まれている求職者数に
対する求人数の割合。求職者一人当たり何件の求人があるかを示す。)
こういう記事を見ると、今が転職のチャンスか?と思うかもしれない。
しかし統計資料はあくまで統計資料であって、
デザイン界の現在の転職状況とは異なる。
バブルの余熱が残っていた1990年代とは、雇用環境が違いすぎる。
その時代と数字だけを比較しても、そこから何も出てこない。
将来性のある業界を絞り、そこでどんなデザイナーを目指すか、
各自が地道に考え、転職のチャンスを自分でつかむことが大事だ。
転職は他力本願で成功することはない。
統計資料、マスコミ報道などは、
少なくともデザイン界では、あてにしないことだ。
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