脱サラに踏み切って一番の悩みは、仕事が見つからないことである。仕事が沢山転がっているものでないことは、わかっていても”何とかなる“との推測は全く当たらないが、偶然、二人の後輩から「やってみないかと」話が来た。
一つは、販売促進のミニCMつくりともう一つは、全国に新製品、カラーチャートの紹介等の仕事である。たまたま、宣伝部門にいたこともありCMも出来るだろうという、後輩の依頼や、デザイン部門が長かったこともあり、全国の懇意にしているデザイナー諸氏に助けてもらい、キャンペーンが熟せたので嬉しかった。
“人生60歳”説がまかり通っていた時代から、“人生100歳時代へと突入・・・
企業も“生き物、時代に即した仕事”が熟せないと、生きらないことを身に染みて知った。
デザイナーの転職がどちらかというと“白い目で見られていた時代”から、デザイナーの個性を伸ばすのは“当たり前の時代”に差し掛かって、やっと人材のビジネスが出来るようになったと前回書いた。
創業30年、ミニパーティーでも、若いときに少しお世話したデザイナーが、管理職として大活躍している姿を見せてくれたのは、嬉しかった。
彼らに、お土産として、私がプロデュースし、今月発売した、『健康へんろ』 という本を、偶然、創業30年記念品としてプレゼントできたのは、私にとってはさらに嬉しいことになった。
思えば、創業30年もあっという間に過ぎた気がするが、特に、今年は、『健康へんろ』 という本を1年近くかけて、プロデュースしたことで、毎日が充実していたように思い、この本の企画も、前回書いた20数年前の「社史」制作時のノウハウがあったからできたのだと、自負・・・。
そういう意味でも、どんな小さな仕事でも、何にでも挑戦してみると“ノウハウが得られること”を学んだように思い、創業30年「健康はすべてでない、しかし健康がなければすべてがない」という、一言、もう一度かみ締めて!!!と、書いた。
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2024.12.25 喜多謙一