ジャンルの壁を越えて

先日、川崎市が開催している「デザインフォーラム」で、
ユニークな、すばらしいデザイナーに会った。
彼女は、一昨年、「川崎市産業デザインコンペ」で
グランプリを受賞したデザイナーである。
その受賞作が製品化され、Gマークにも選定、今夏発売される。
その製品化プロセスをデザイナー自身からお聞きする、
というフォーラムだった。
彼女は、学校でファッションデザインを学び、
結婚してからプロダクトデザインに目覚め、このコンペに応募、
グランプリ受賞後の今も、学校でファッション画を教えている。
苦心談といえば、3Dを学びながらコンペ作品を図面化したことで、
まさに、考えながら走り、走りながら考えた毎日だったとのこと。
過去に、ファッションクリエイター新人賞のグランプリに輝き、
パリの国際大会にも参加したことのあるコンペ歴が、
今回の川崎市産業デザインコンペ応募のきっかけでもあったとか。
聞けば聞くほど、どの分野からでも、プロダクトデザインの「夢作り」は
叶えられるということを、彼女から学んだ。
奇遇といえば、そのパリの国際大会の会場で、
私は彼女とお会いしていたかもしれないのだ。
実は、私の古巣の会社が、長年、この大会のスポンサーをしており、
当時、私は宣伝課長として会場に詰めていたことがあった。
そんな縁も感じ、この日のフォーラムでの、
『めぐり会いが生み出した川崎発の新製品』という、
彼女のレジュメのタイトルが非常に気に入った。
(K.K.)
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