中国で経営者として活躍している友人から、中国と仕事をするなら、
デザイナーも、英語よりも北京語が必須という話を聞いた。
製造現場がすべて北京語であるため、細部の詰めも北京語になるという。
バイヤー的な仕事は英語で十分であるが、ものづくりの世界には、
英語より北京語が出来ないとまとまらないそうだ。
そう言われてみれば、当たり前のことだなと気がついた。
さらに彼は、エンジニアが3Dで打ち合わせしてくるから、
デザイナーも3Dツールが使えないと、この世界では生きられないとも言う。
技術の進歩、ツールの発達により、デザイナー自身にも、
大幅な技術革新が求められている。
自分の経歴書には、たとえ中国と仕事をしなくとも、
カタコトでもいいから語学と、3Dの技術も記載できるように、
日ごろの勉強が必要だと、彼の北京語を聞きながら思った。
学ぶのに遅すぎることはない。
出来るところからスタートすればいいのだから。
(K.K.)