最近の企業犯罪を見ていると、日本人の弱いところ、
コンプレックスに目をつけて稼いでいるように思えて許せない。
架空の講師を擁して「駅前英会話教室」が金儲けに走り、
初めての介護など分からないことが多い立場の人が、
すがる思いで「専門スタッフのサービス」を求めると、
ここでも人間をモノ扱いにして企業が稼ぐ。
この二つに共通することは、語学を学ぶ歴史が無かったことや、
介護社会の経験が無かったことで、
つい専門ビジネスの名の下に騙されたのでは、という点だ。
その分野に歴史があれば、こんな騙され方はしないはずだ。
以前、上記のような世界から足を洗い(?)デザイナーに転職したい、
という相談を受けたことがあった。
その彼のことは、今も鮮明に覚えている。
彼の場合、業界を替える転職は難しくもあったが、
デザイン専門学校などで学びつつ、自分の信じる道に歩き出せたから、
私は胸をなで下ろした。
俗に、デザインの歴史は70年、建築は120年、医学は200年と言われる。
比して、語学や介護の歴史は、まだ取るに足らないほど、浅い。
今回、少し歴史を学んでおけば、騙されないですんだのではと思っている。
(K.K.)
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