新卒で就職したものの、3年以内に辞めて新たな仕事を探す「第2新卒」が
今年は3割ほど増えている。
また、今年4月に入社したばかりの新入社員でも、この9月に既に辞めている人は、
前年比で、やはり3割増えているというデータがある。
そういった人たちが、デザイン界で転職を希望するとなると、
職務経歴書には職歴のネタが乏しく、ましてデザインの作品も皆無となると、
お世話する我々も困ることが多い。
デザインの場合は、やりたい仕事でなかったことや、
今の会社には学ぶことがないという理由が多いが、
短時間で判断できるほど世の中は単純ではないことが分っていない。
安易な気持ちで転職できると思っている人も多いから困る。
しかし、辞めてしまったからには、再チャレンジの機会を作らねばならない。
作品をでっち上げ、「嘘も方便」と経歴を水増しする人もあるが、
私は正直に経歴を書くことを勧めている。
半年で考えたこと、1年で悩んだことは、それなりにあるだろうし、
これぐらいのつまずきは、若い人には許されるはず…(かも?)
自信を持って、明るく、再チャレンジしてもらいたい。
実際には、現実は厳しく、いい話は少ないが、初心にかえって、
丁稚奉公してでもデザインを勉強するくらいの覚悟で
職場を探す手もあると、ここでは述べておく。
(K.K.)
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