先日、サンフランシスコで行われた、世界インダストリアルデザイン会議に
出席した友人から、サンフランシスコ市内には、乞食があふれていたのが
印象的だったという、意外なことを聞いた。
また、久しぶりに故郷である長崎郊外を訪れた別の友人は、
コンビニがいたるところにできていて、びっくりしたと言う。
今や日本はコンビニ天国になったのではと、彼も意外なことで驚いていた。
10月末ともなると、今年も残すは2ヶ月、「来年はどんな年になるのだろう?」と考える。
この二人の友人の旅の感想は、私にはかなり「……納得!」というものだった。
つまり、乞食が多くなった米国は、すべてに混乱しているのだろうと想像がつく。
そして、コンビニ天国・日本は、便利さを求めて、しばらくは走り続けるのだろうが、
ヒットしない、売れない商品は、2週間で店内から抹殺されるという
流通の現状を聞かされているだけに、商品寿命も一層縮まっていくのだろうか。
それは、デザイナーの出番が多くなることなのか、それとも少なくなるのか、
混沌としてきていることだけは確かなようだ。
これを、「流通革命」と人は呼ぶらしいが、一人の消費者にとってはどうでもいいこと。
食品であれば、安全第一で供給して欲しいのが本音だろう。
「来年はどんな年になるのだろう?」と考えながら、
「来年はどんな年にしたいのか」我が身の問題でもあることに気がついた。
(K.K.)
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