犬も歩けば棒に当たる

カルタ売り場を見ていたら、懐かしい言葉を見つけた。
『犬も歩けば棒に当たる』である。
転職でも何でも、歩いていれば、障害物に当たることは避けられない。
そこで、じっと時を待つのも良いが、
それで人生が終わりというのもいただけない。
人生には、やはり旬というものがあるから、
思い立ったら、何が何でもそこからまた挑戦するのも若ければこそだ。
時には、歩いて、棒にでも何でも、当たってみる勇気も必要だ。
福沢諭吉は、西洋文明をいち早く知ったことにも根ざしてか、
独立独歩へのこだわりが強く、政府の要職には、
要請されても一度も就かなかったという。
あの慶応義塾の創立、経営についても、うまく行かなくて潰れるのなら
いつ潰れてもかまわないと考えていた、と自伝にある。
棒に当たる勇気と、人生捨て身の爽快さを持ち合わせていたのだろう。
棒に当っても、何度でも挑戦できるのが若者の特権。
年の瀬に、一万円札の中の福沢諭吉を見ながら、
来年はどんな棒に当たってみようか、
若者の特権にあやかりたいと、私も胸を膨らませている。
今年も、『転職お役立ち情報』、ご愛読ありがとうございました。
(K.K.)
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