『某国内有名家電メーカーの面接試験問題で、
「iPodを倒すにはどうすれば良いか?」
新卒者にこのような質問をしなくてはならないほど、
そのメーカーは打倒iPodに燃えていたようだ。
ジョブス復帰後のアップル社の就職面接では、
以下のような質問があったそうである。
「アップル社の強さはどこにあると思うか?」
この2つの質問を比べてみると、
前者は他社を気にする視線、
後者には己を見つめる視線が、それぞれ感じられる。』
(大谷和利著「iPodをつくった男」アスキー新書より抜粋)
面接試験問題も時代を反映してか、過激な質問が出てくるようになった。
自分なら、どのような答えが出せたか自問自答してみると、背筋が寒くなる。
米フォーチュン誌が選んだ2007年のNo.1経営者、スティーブ・ジョブスの
経営者としての手腕そのものが、アップル社の強さなのだから、
「彼を倒すにはどうすれば良いか?」という愚問になるからだ。
もうそろそろ、他社を気にする視線よりも、己を見つめる視線の方に
路線変更する時代に入るべきと思った。
(K.K.)
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