ピンチはチャンス

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米国の信用力の低い個人向け住宅融資、
いわゆる「サブプライムローン問題」を発端とする
金融不安が深刻化し、円高・株安が加速している
という報道と平行して、日本の大手企業も、
輸出に大ブレーキがかかるとして、
人件費や宣伝費、教育費等の予算削減を始めている。
となれば、中途採用も先延ばしとなるから、
転職が難しくなる時代に突入?
ニクソン・ショック(注1)や、オイル・ショック(注2)
見てきた我々世代には、目新しいことではないが、
日本経済がピンチに陥る事は確かだろう。
しかし、「ピンチはチャンス」という言葉もある。
慎重に業界を見守りながら、むやみに焦ることなく、
自分のペースで転職活動を進めたいものだ。
そして、時には歴史を紐解き、先輩デザイナーの言葉にも
耳を傾け、過去から学ぶことも大切だ。
(K.K.)
(注1)
「ニクソン・ショック」
1971年8月15日、米国大統領・ニクソンが、
「ドル防衛のため、ドルと金、その他の資産との交換を一時停止する」
と突然発表し、為替相場は混乱した。
固定相場制から変動為替相場制突入を告げた声明。
(注2)
「(第一次)オイル・ショック」
1973年10月、第4次中東戦争をきっかけに石油危機が世界を襲った。
石油価格が暴騰し、日本でも「狂乱物価」と「マイナス成長」を経験、
トイレットペーパー買い占め騒動が起きたり、
ガソリンスタンドの日曜休業の措置が取られたりした。
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