『今の時代、何でもあり過ぎて、世の中はおかしくなってきている。
若者には全然、信念がない、筋が通ったものがないと言われて久しい。
会社の中ではどうかというと、デザイン畑の管理職には、
信念があるかと問われると、イマイチだ。』
これは、往年の親しい友人の弁だ。
彼によると、デザインの良し悪しを判断できる、目利きの管理職は
今や皆無に近いという。
今は、デザインの良し悪しよりも、ただ売れればいいと、
利益率を優先してデザインを決めているというのには驚いた。
例えば、若者とインキュベーションし、製品開発しても、
目利きのデザイン管理職がいないと、何一つ良い物が世に出せないというのだ。
自社のものは認めるが、外部のデザインの良さを
認めないというのが問題らしい。
そう言われてみると、各社とも似たようなものばかり作っており、
我々、買う側も、ブランドで決めているようなところがある。
若者に信念の有る無しを問う前に、目利きが出来ないデザイン管理職は
もう要らない時期に来ていることを、企業人は気がつくべきだろう。
考えさせられた友人の言葉であった。
(K.K.)
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