観光地で考えたこと

われわれ日本人は、ガイドブックを片手に
片言で海外を観光することに慣れているが、
英語圏の人は、どこでも英語が通じると思い込んでいる節がある。
先日、観光地のコーヒーショップで、アメリカ人とおぼしき3人の学生さんが、
パンとコーヒーを注文、お金の支払いが出来ないので、
ガイドブックを取り出し、指で示しながら支払いしているところに出くわした。
女性店員2人で応対していたが、彼女たちの英語も通じない。
パンとコーヒーをセットで頼めば、コーヒーが50円引きになり、お得ですよ
ということが、英語表示がないので、彼らには分からなかったようだ。
グローバル化が叫ばれて久しいが、今でも観光地で英語が通じないとしたら、
義務教育で何を教えてきたのだろう。
受験のための高度な英語教育が、パンやコーヒーを買うという
日常会話を忘れさせたのだろうか。
私も含めて、日本人の語学力アップはどうすればいいのか?
デザインの世界で言えば、高度なソフトを使いこなす一方で、
手書きではスケッチ一枚描けないデザイナーは、
どうすればいいのか?
しばし、コーヒーを飲みながら、溜息が出た。
現場教育の重要さを思い知らされた。
(K.K.)
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