久しぶりに休暇を使って、「ひかり」で名古屋の友人たちを訪ねた。
もちろん、日帰りである。
7月末、暑いはずの名古屋でも、にわか雨などあると、
まるで秋のように涼しく、汗をかかなくてすむから大助かりした。
暑いといえば、今、日本で一番、懐の「熱い」名古屋と言われて久しいから、
旧友にも、景気動向を聞いてみた。
シャイな彼らは、地道に生活をエンジョイしているらしく、
定年のお祝いをどこでするか、友人は病気がちだから心配しているなど、
たいして変わった様子もなかった。
しかし、皆、電車や、中には自転車で駆けつけてくれたのには、驚いた。
名古屋といえば、自動車王国。
以前は、皆、車での移動が当たり前であったが、
ここに来て、ガソリン価格の高騰が続くと、彼らも車離れし出したようだ。
これが、名古屋の景気動向の一端と読んだ。
帰りの駅で見た夕刊・三面記事トップの見出しにも、
『カーシェア 脱クルマじわり』『ガソリン高 中部も異変』とあった。
「カーシェアリング」の会員になり、車は使いたいときだけ電話で予約し、
自宅から歩いて十数分の無人ステーションで借りる。
キーは車内にあり、会員専用のカードをかざすと、
ドアが開く仕組みなのだそうだ。
ここにも、自動車王国・名古屋の知恵があり、感心したが、
私には、名古屋の異変にも思えた。
(K.K.)
デザイナー転職紹介、人材紹介、求人募集のビートップツー