帰省時、ゆっくりと田舎の朝刊を読むのは楽しい。
全ページ、カラーであるから飽きない。
子供のころの仲間の消息をも知ることができ、
しばし、タイムトリップに酔うこともある。
先日も、
『機能美「ダントツ」中型ブルドーザー、米のデザイン賞を受賞』
という、カラー写真入りの記事を見つけて驚いた。
米国の有名なデザイン賞「IDEA賞」で、銀賞を受賞したというのだ。
車体の色は、黒と黄色の組み合わせで珍しくないが、
エンジンフード周辺をスリム化し、十分な前方視界が確保されていて、
デザインによる作業効率、生産性の向上が評価されたもので、
K社の建機が、国外でデザイン賞を受賞するのは初めて、とあった。
K社のデザインスタッフを良く知っているだけに、
彼らの地道なデザイン活動が評価されたのだと思い、
より親近感が湧いたのだ。
こうした業界は、コンシューマー向けデザインと違い、
派手に評価されることもなく、デザインは「縁の下の力」といった感があり、
若い人には人気が薄い職場であった時代を良く知っている。
だから、こういう形で評価されたことは嬉しかった。
この手の記事は、大手の新聞社は扱わないから、
なおさら、私には新鮮に映り、時には、旧知のデザイナーらと
暑気払いを兼ねた「お祝いの会」をしたいと考えている。
(K.K.)
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