後輩のデザイナーからメールが入った。
記者会見するから見に来ないかというお誘いである。
場所は、秋葉原のデジタルハリウッド。
グラフィック、Web、CGなど、デジタル作業で使用される
配色能力を検定するものとして、『デジタル色彩検定』を
設立するというものだ。
「デジハリ」らしく、デジタルでの色彩の捉え方は、
これからの色彩界の新機軸になる。
冒頭のメールは、その「先端色彩」の提唱者でもある、
南雲治嘉教授からであった。
先端色彩研究室設立、
NPO法人日本カラーイメージ協会(www.j-color.jp)設立、
デジタル色彩検定設立と、三つもの同時発表だから、
いかに彼らが、色彩について真摯に取り組んでいるかが伺える。
いわゆる、デジタル社会での色彩を、
川上から川下まで見直そうとしている。
従来の「役に立たない」色彩検定2級や3級の制度とは違った、
新しいデジタルでの色彩検定を考え、
就職、ビジネスにも役に立つ資格制度構築を目指している。
日本初のパソコンによる色彩検定。
第1回検定試験は、2008年11月中旬を予定。
初回は3級のみの実施だそうだ。
基本的にはパソコンが使えることが必須で、
「使える配色能力」が重視されるとか。
この秋、色彩に興味ある人は挑戦に値する。
(K.K.)
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