3年後を考えていますか

上海で働くK君と久しぶりに会った。
彼の中国でのビジネス生活も12年になるというから、
話すこと、ひと言、ひと言、非常に重みがある。
印象深かった話の一つは、中国人は、「3年後、5年後、
君は何をしている?」と真剣に聞いてくるし、
彼らは、その答えを用意しているというのである。
まさに、米国人とそっくりだと、彼は言う。
さらに、彼らは、会社人間ではなく、職業人間を目指しているから、
キャリアアップすることのみ頭にあり、給料アップさえあれば、
何処へでも行くというのである。
農耕民族でなく、狩猟民族だとも言い切る。
それが、隣国・中国の素顔であり、現実だと付け加えた。
さて、我々日本人は、どこまで未来を考えているか?
2年間で短大を卒業して就職するのか、さらに4年まで大学に進むのか、
大学院まで行くのか、そういったことも決められない学生が多いと、
大学の講師をしている友人が嘆くのも、一理あると思った。
不景気だとか、リストラ、派遣切りなどの環境に振り回されること無く、
「わが道をゆく」スタイルを、どうして取れないのか。
失敗したら、いつでもやり直せる若さは、大きな財産だ。
その若さをフルに活かす人生を選ぶのも、君たちの特権だと、
友人の話を聞きながら思った。
(K.K.)
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