日本の職人技

先日、「秋山孝ポスター美術館長岡」のオープンを祝ったあと、
長岡市に泊まり、翌日の日曜は、直江津に向かった。
町村合併で今は上越市。
NHKの大河ドラマに沸いている街と思いきや、
不況のせいか、観光客も少なく、静かな街で驚いた。
かねてから、上越市の轆轤(ろくろ)職人・K氏の工房を
見せてほしいと思っていたが、なかなか機会がなく、
今回は、長岡市まで来たのだからと、思い切って足を伸ばした。
彼は、駅まで迎えに来てくれた。
作品を見せてもらい、工房では、欅でお椀を挽いてもらった。
歴代、木曽(長野)の職人の末裔だけあり、
30年を超える年季の入った職人芸は、やはりすばらしい。
神業のようにお椀が出来てくるのだ。
早速、記念に彼の写真も撮らせて貰った。
彼と話しながら、「民芸運動」を起こした、柳宗悦を思い出した。
彼は、日本各地や朝鮮半島を旅し、
『雑器の美の発見は、日本人の独自な文化的業績であった。
その美感覚がどのようにして育まれてきたかを探ることは、
そのまま日本文化の核心に触れることである得るほど、
それは、注目に値する創造である』
と民芸の美を説く。
K氏の職人技には、プロダクトデザインには無い、
「美と健やかさ」があり、手仕事の持つ魅力があった。
柳宗悦の目に学ぶものが、まだまだ日本にはあるのだ。
旅も良いものだ。
(K.K.)
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