中国のデザイン(2)

私の感じた生の中国、中国のデザイン・シリーズの2回目。
何処の大学へ行っても、デザインを学ぶのは、圧倒的に女性が多かった。
比率で見ると、女性が7割程度を占めているように思う。
それだけ、デザインには、女性にモテる何かがあるのだ。
例えば、ファッションデザインは、どこでも女性に人気だし、
化粧品も、彼女達は日本製品にあこがれていると聞いた。
お土産に、日本の女性雑誌を数冊持参したことがあったが、
非常に喜ばれ、回し読みしているとの礼状をもらったこともある。
あの北京オリンピックの閉会式での、背の高い、美人揃いの中国女性も、
裏には、デザイナーの演出があったのだろうと思うと、
大学生がデザインにあこがれるのも、よく分かる。
思うに、デザインは、美への関心と無関係ではなく、
「衣食足りて礼節を知る」ように、「衣食足りて知る」類に属するのだ。
今年の末には、GDPで中国がわが国を追い越すごとく、
中国の台頭は、デザインにおいても勢いづいているのは、頷ける。
この6月の全中国・大学卒業制作展を見ても、
デザイナーを目指す彼女達の活躍ぶりには、目を見張るものがあった。
学びの場である大学で、彼女達がスケッチしているのを見ても、
その目の輝きが違う。
中国の女性デザイナーが、世界に羽ばたく日を期待したい。
(K.K.)
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