中国のデザイン(3)

私の感じた生の中国、中国のデザイン・シリーズの3回目。
北京から飛行機で1時間、日本でいうと東京から札幌あたりに位置する、
内モンゴル自治区、包頭市(人口250万)で行われた、
「2009年 全国工業設計教育研究会
(2009 Internal Conference of Industrial Design Education)」
に、オブザーバーとして参加した。
中国全土、約150大学の工業デザインの先生達が、
毎年、研究発表をする学会である。
学会であるが故に、映像をまじえて1時間以上のスピーチが続く。
中には、中国五千年の歴史に支えられた工業デザインは、
いかにあるべきかとの、大上段から学説を説く先生もあり、飽きないが、
それを聞き流しながら、中国の工業デザインの過去・現在・未来を
3分間スピーチでまとめると、どうなるのだろうと考えてみた。
「多分に、工業デザインの過去・歴史は20年。
手描きスケッチなどのアナログの世界を経験することなく、
コンピュータからデザインを始めた世代、
デジタル社会の落とし子であるデザイナーが現在。
未来はといえば、中国五千年の歴史・文化を基盤に、
人口13億人のパワーが、アナログ・デジタル社会を問わず、
世界をリードする国になるだろうと想像はつく。
決して、日本は、近くて遠い国ではなく、近くて近い国である。」
(K.K.)
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