今年は、所用で中国に行くことが多く、
日本を出たり入ったりすると、季節を忘れがちだ。
気がついたら、秋。
この土日、しっかりと本を読み、読書の秋をしばし堪能した。
といっても、新刊本を購入したわけでもなく、
専門書を手にしたわけでもない。
ただ、リサイクルの本を無料で数冊、図書館から頂いてきて、
目を通しただけである。
中には、数年前、ベストセラーになり、かなり読みこまれ、
人の匂いのするものもあった。
エコ社会を意識したわけでないが、リサイクル本の行方を考えると、
一文字一文字、一行一行がいとおしくもなった。
そして、読みながら、少しずつリッチな気分にもなった。
万年不況の出版界、その経営状況は、厳しいところばかりと聞く。
返品本ばかりを大量生産していると、厭味を言う人もいるが、
新刊書、リサイクル本、いずれの本でも、
一行一行の中に、それぞれの魅力を隠し持っている。
それを見つける楽しさを一番味わえるのは、やはり、秋かもしれない。
忘れかけていた読書の秋を、久しぶりに満喫。
忙しい日々を送る皆さんも、一日ゆっくり時間を取って、
読みたかった本を手にしてみてはいかがだろうか。
(K.K.)
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