友人に誘われて、日本香港協会主催の
「2010年 春節セミナー&春節パーティー」に行った。
遠藤滋氏の「日中共栄―華人経営に学ぶ」の講演の中で、
今の日本の問題点として、企業のグローバル化の遅れ、
国内経済の空洞化が挙げられていた。
非国際性、内向き、英語力、そして若者に元気がないことなど、
端的に指摘されてみると、全くデザイナーの世界にも当てはまる。
日本の居心地が良すぎるから、外に出る必要も無いし、
「鎖国がなぜ悪い」と居直れるのでないか。
ところが、香港は、アジアにあるグローバル拠点、
中国に根を持ち、西欧を取り入れた国際都市として繁栄していて、
好景気だというのである。
7、8年前までは、香港市内には、日本の家電関連企業の
看板が目白押しだったが、最近は皆無になっているという。
永い日中交流の歴史があり、日本と中国は隣国であり、
お互いに同文異種だという理解の下で、人間関係を基本に
ビジネスの再構築を考えるべきとの指摘は鋭い。
デザインのグローバル化も、遅れないものにしたい。
(K.K.)
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