先日、川崎和男講演会『デザインで世界を変える』にて、
久しぶりに、元気なデザインに接し、興奮した。
デザインディレクターであり、医学博士でもある彼が、
名古屋市立大学から、大阪大学大学院に移って久しい。
その間、彼は「デザインで世界を変える Peace-Keeping Design(PKD)」
運動を継続し、この講演会では、その骨子の説明と、彼がデザインした
数々の製品発表があった。
彼の事を書き出すと長くなるので割愛するが、
彼は、デザインディレクターとして、伝統工芸品から
メガネやコンピュータ、ロボット、原子力エネルギー、
人口臓器、先端医療……と、多様な分野で活躍し、
Newsweek日本版の「世界が尊敬する日本人100人」にも選ばれている。
デザインの持つ「理想を具体的に目に見える形で提案する力」を
最大限に活用し、プロジェクトでは、紛争地域における問題、衛生問題、
貧困問題、感染症問題、環境問題など、地球規模の解決困難な課題に
取り組んでいるのは凄い。
例えば、感染症問題解決のため、「ワクチン接種のデザインシステム」を提案し、
実践を目指していて、ワクチン接種に関する全プロセスについての
包括提案を行っている。
彼は、講演の中で、Ideaは思いつき、Thinkは思い込み、Designは思いやりだと言い、
Peace-Keeping Design運動にますます力を注ぐと述べていた。
彼には脱帽のみである。健康を祈る。
(K.K.)
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