フィルピンのマニラ出張から帰った、広報マン・Kさんから、
出張中に撮ったというデジカメ写真を見せてもらった。
その中に、ジャトロファ(Jatropha)という、聞きなれない植物の写真があった。
今、バイオ燃料の救世主として注目を浴びているという。
その油は非食用のため、現在のバイオ燃料の主要油である、
菜種、大豆、パーム、ヒマワリなどとの競合がないからだ。
その栽培現場の写真を交えた報告であるから、説得力があった。
マニラから300キロ離れた地域で栽培されているという。
その地方の、貧しい農村地帯の子供達のごみ収集・分別作業の写真などは、
日本の戦後の姿を見ているようで、心が痛んだが、この地域で
ジャトロファ栽培が成功すれば、子供達が豊かになるそうだ。
是非成功して欲しいと思った。
世界中で、地球温暖化が重要視され、各国は化石燃料の消費を抑制し、
二酸化炭素排出量を減らそうというプロジェクトの一環として、
バイオ燃料の利用にも取り組んでいる。
そのことを広報マンのKさんは、新聞記者のように取材し、マスコミに流すという。
デザイナー出身でありながら、このような形で重要なプロジェクトに参加しているKさん。
その仲間たちも含め、まだまだ日本人も捨てたものではないと、
彼の話にいたく感動した。
(K.K.)
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