脳梗塞で倒れてリハビリ中の友人を、仲間数人で見舞った。
スマートで温厚、彼ほど健康な人はいないと思っていただけに、
倒れたと聞いたときのショックは大きかった。
6ヶ月近くたった今でも、右半身は麻痺しており、
リハビリには、まだまだ時間がかかる。
それでも、「命拾いした」とは本人の弁。
今回、リハビリの病院をはじめて訪れ、ユニバーサルデザインが
どこまで浸透しているのか、少し覗いて来たので記したい。
玄関を入ってすぐの受付は、パソコンが十数台並んだオフィス。
オペレーターの女性が目に入る。病院とは思えない風景だ。
受付で友人のいる病棟を教えてもらったのだが、
病室を探し当てるのは、やはり、看護婦さんに聞くのが早い。
病室は、個室ではないから、人の出入りが激しく、落ち着かない。
廊下には、手すりがついていて、患者さんの毎日のリハビリの場所、
車椅子の人のリハビリが目に付く。
昼近くだったこともあり、同じフロアの食堂も活気がある。
そこは、まさに「日常」。
ざわざわした空気だったのには、驚いた。
今流行の「癒し」だとかはどこにもない。
病院にとってのユニバーサルデザインとは何なのか、
しばし考えさせられた。
(K.K.)
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