医師、建築家、税理士など、沢山の職業で、国家資格制度があるが、
どうしたことか、プロダクトデザインやグラフィックデザインには、
国家資格制度が無かった。
そこで、数年前、JIDA(社団法人日本インダストリアルデザイナー協会)で
資格制度を作るべくプロジェクトが発足した。
そして今年7月より、JIDAではプロダクトデザイン検定制度をスタートさせた。
資格は、1級と2級の2段階、スタートとなる今年は、基本的な知識と技術を
理解していることを資格レベルとする2級から開始するとのこと。
検定問題は、昨年刊行されたJIDA編纂の書籍「プロダクトデザイン」の
内容から出題される予定だそうだ。
(プロダクトデザイン検定トライアル説明会より)
国家資格制度がなくとも、各自が「デザイナー」を名乗れば、
一億総デザイナーにもなれるデザイン界。
果たして、プロダクトデザイン検定に受かっても、
就職材料として役に立つのかということを疑問視する人もあるが、
何事も、試みないと分からないことが多いのだし、
「考えながら走り、走りながら考え、修正していく」ことで良いのではないか。
種を蒔かないと芽が出ないのだと、私は思う。
(K.K.)
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