世界的ゲームクリエイターである宮本茂氏。
2009年には、「世界中のゲームクリエイター9,000人の
1/3から支持されたヒーロー」にもなった。
その宮本氏が考える、「万人向け」という制作思想を
尊敬しているという映画監督の細田守氏。
『時をかける少女』『サマーウォーズ』などの監督である。
先日、年1回の大学の同窓会・総会の後、
この二人のトークショーを聴いた。
全校生徒400人足らずの地方の大学こと、
学生と教員の距離はとても近く、当日も恩師が出席していた。
小さな学校から、大きなクリエイターが育ったルーツは?という問いに、
宮本茂氏は、「田んぼの中の魚の手づかみ感覚」や「田舎の原風景」が
ファミコンの原点、あくまでもファミリー感覚でゲームを考え、
決して、「子供用には作らない」と話されていたのは印象的だった。
一方のアニメ監督の細田氏も、日本のアニメは、
世界の真ん中にあるのでなく、片隅にあると謙虚に話され、
どんどん自分で描く世界に邁進したいと、
アニメ作家の一面をも語っていた。
偶然、2人とも大学は留年組。
大学では、思う存分「青春をエンジョイした」のが、
大きなクリエイターのルーツなのだろうか。考えさせられる。
お二人の今後の地球規模の活躍が期待される。
(K.K.)
デザイナー転職紹介、人材紹介、求人募集のビートップツー