「疲れたら休め、友は遠くには行くまい」とは、
確かロシアのツルゲーネフの言葉だったと思うが、
今年のノーベル化学賞受賞・根岸英一氏の言葉、
「学問Aを考え詰めて疲れた場合は、Bの趣味のピアノを弾くなど、
頭を切り替えると新しいアイデアが出てくる。
その積み重ねが、ノーベル賞になった」
というのは面白いと思った。
疲れたら頭を休めて、ピアノなどで別の脳を動かす、
しばらくするとまた、学問Aに舞い戻り、研究に取り組む。
このコンビネーションが、ノーベル賞に値する研究になったとの話は、
やはり私のような凡人とは違うものだ。
私は、疲れたら休み、ボーッとするとか、散歩する程度で
頭や身体を休めることを考えていたが、
さすがノーベル賞受賞者は、ピアノなどを弾き、脳を動かし、
頭の別の部分を刺激しているのだ。
かつて、日本で研究職を得られず、やむなく渡米した根岸氏だが、
今後は日本での活躍は増えそうだとのこと。
早速、12月1日付で、ソニーのエグゼクティブ・リサーチ・アドバイザーに就任、
その他、母校の東京大学の総長顧問にも就き、
研究や国際化についての助言などをするそうだ。
グローバルな転職とみればすばらしいこと。
日本人も捨てたものでないと胸を熱くした。
今年の嬉しいニュースとして、記録に残る出来事になったと思った。
(K.K.)
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