昨今のデザイナー転職事情(2)

昨日、北京の友人と会った。
長い春節休暇も終わり、少しは動きがあるのでは?と、
一番に、中国の市場動向を聞いた。
この時期、役所の人事異動もあり、3月20日頃までは、
担当者が落ち着かないので、交渉事はお預けだという。
新5ヵ年計画が発表され、一部動揺もあるようだが、
どこの国も、お役所スタイルは同じなのだと思った。
政治都市・北京は、相変わらず健在のようだ。
一方、上海の友人からのメールによると、人材市場動向は、
春節休暇以降も、引き続き求人数、求職者数が増加しており、
全体的に、応募者が企業面接に至る確率が高くなり、
面接から入社までのサイクルが短期化、
応募から入社まで3日間というスピード入社もあるなど、
成長路線が続いているという。
市場は、「超・売り手市場」と呼べるほど、求職者が有利な状態になっており、
企業、求職者ともに、これまで経験したことがない環境になっているとあった。
振り返って、わが国のデザイナー転職市場は、
求人数はといえば、すこぶる少ない。
その少なさゆえか、応募したとしても、面接の機会は
0.5パーセントもないというから悲しくなる。
今期の大手企業の利益を見る限り、ほとんど海外で稼いでいる。
デザイナーもそろそろ、海外で稼ぐ術を勉強する時代に突入しているようだ。
「グローバル」という言葉を、もう一度噛み締めたい。
(K.K.)
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