通過儀礼

朝4時前だったか、小鳥の声が異常に喧しい。地震である。
鳥達にも地震の怖さが分かるのであろう。
地震、津波、さらに各地の水害と、
立て続けに日本列島は災難つづきである。
誰を恨むわけにもいかない。自然というのは、やはり厳しい。
このところ、親類縁者の不幸が続き、
私は田舎に毎月のように行っている。
いつものように、JRの窓口で切符を買おうと、
「越後湯沢経由でお願いします」というと、
その線は不通で、開通の見込みは立っていないという。
新幹線で米原経由なら可能だとのこと。
水害の爪跡が、このように日常生活にも影を落としている。
通過儀礼。
誰もが一度はお世話になるお葬式だが、
その祭壇のデザインもまた、ユニークなものが目に付くようになった。
先日目にした、菊の花にウェーブをかけて並べた装飾などは、
芸術品だと感心した。
菊の花を蕾から開花したものまで何種類も並べて作るわけだから、
髪の毛にパーマをかける、あの技術にも似ていると思った。
現在、デザイナーがこうした装飾のデザインに
どれだけ関与しているかは定かではないが、
退屈させない儀式と併せて、
まだまだこの分野の新しいデザイン開発があっていいと思った。
(K.K.)
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