デザイナーの五感教育(2) 農耕民族に学ぶ

連休初日、蝉の声と烏の鳴き声で目が覚めた。
最後の力を振り絞って鳴き続ける蝉は、夏の終わりを告げるかのようで
まだ5時だったが、「朝起きは三文の徳」、
そして朝陽と共に起きるのは「農耕民族の原点」と思い、床を出た。
先日の夕刊で、大手工作機メーカー、オークマの花木社長は、
「農耕民族の強み」と題して、下記のように書いていた。
「ものづくり」。よく 日本の工作機械が強い要因を聞かれるが、
私は、「農耕民族」 という表現で説明している。
来るべき収穫に向けて計画的に土を耕し、水を撒き、肥料をやる。
コツコツと皆が協力し合い、実りを祈り、冬を過ごす。
春に花咲き実りを喜ぶ。
まさしく日本の「ものづくり」が、日々丹精、技を磨き、華やぐことなく、
お互いが助け合って仕事をするありさまそのものである。
長年積み上げた熟練の技能・技術、現場と技術者が
立場を超えて協力し合うチームワーク、仕事への責任感・情熱、
これらが日本の工作機械の強みの源泉であると考えている。
(以上、抜粋)
日本の工作機の強みの源泉は、日本の農耕民族の強み。
日本のデザイン界も、原点に返って、農耕民族の強みを発揮して
グローバルに活躍してもらいたいと思った。
(K.K.)
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