私は、国内外を問わず、出張や旅行に行った際には
必ず地元のスーパーやコンビニ、露店を覗いてみます。
今回は2つのお話を・・・
一つ目は、先日、中国のスーパーを覗いた時の話です。
日本に戻った時に使う調味料等を買おうと、
ウォルマートに行きました。
スーパーといえども、1階は時計や貴金属、
ブランドものの服等の売り場です。
それらを横目で見ながら、スロープ式のエスカレータで
2階の食料品売り場に。そこでいくつかの食品や調味料を買い込み、
3階の家電や日用雑貨の売り場に移動。
ウォルマートという事もありますが、
食料品売り場も、日用雑貨売り場も、余裕のあるレイアウトで
商品は山積みで、明るい照明に照らされ、
節電だ省エネだと言っているどこかの国とは大違いで、羨ましい限りです。
書籍売り場では皆、立ち読みというより
通路に座り込み熟読、図書館の如きです。
その様な光景に驚きつつ、家電売り場に行き、さらに驚く事が・・・
何と、小さいとはいえ、立派な3合炊きの炊飯器が、
48元(12円換算で約600円)で売られていました。
台湾系のメーカーですが、もちろん中国生産の製品です。
余りの驚きに、この事については多くを語りたくありませんが、
「ものづくり」の片隅にいる人間としては、
とても複雑な思いで売り場を後にしました。
二つ目は、郊外に脚をのばした際の光景です。
宿泊先のホテル横の道路に、毎朝露店が出ます。
古き良き時代の中国の風景です。
私は、蒸しパンや果物をかじりながらそれらを見るのも好きです。
昔から「中国人は椅子以外の四つ足、
飛行機以外の飛ぶものは何でも食べる」と言われるくらいですが
本当に何でも売っています。
肉、魚、野菜、果物はもちろんですが、蛙、ガチョウ、カメ等々
テレビのバラエティ番組やクイズ番組が
何本も出来るくらい話題に事欠かない場所です。
行き交う人々のファッションも様々で、
上海万博でも話題になったパジャマ姿から、
ブランドに身を包んだ女性、天秤棒を担いだ農家のおばあさん、
そして荷車を押すおじさん。
今は、その横をごらんのようなポルシェやメルセデスが
大名行列の様に通って行きます。
これも今の中国というお話です。
(井上和世)
デザイナー転職紹介、人材紹介、求人募集のビートップツー