『日米の絆』と桜、デザイン

米首都ワシントンの春の風物詩として知られる桜が日本から
贈られて今年で100年、恒例の「全米桜祭り」が始まっている。
歴史的な節目の年に、光栄にも友人の娘さんがバイオリンを
弾くというので、私もワシントンの桜のニュースには敏感になった。
ワシントンの桜は1912年3月、尾崎行雄東京市長がソメイヨシノなど
12種類、約3千本の苗木を送り、ポトマック河畔に植樹された。
桜の通常の寿命は50年程度とされるが、3700本近い中で
100本が当時から生存しているという。
以前、70年以上前に作られた映画『風と共に去りぬ』の
DVDタイトル場面の背景に桜、それも八重桜が咲き乱れている
シーンを見て驚いたことがある。桜はわが国のものと勝手に
思い込んでいただけに、米国にもあるのか?と知らぬが仏・・・
赤面したことがあった。
『日米の絆』と桜、同様に『日米の絆』とデザインという関係は
戦後、デザイン教育をはじめ、かなりデザインを米国から教わったし、
その関係は濃厚だった。その時代を懐かしむつもりがないが、
米国離れしたデザイン界は、もう一度原点に返って『日米の絆』と
デザインを考えてみてはどうだろう。
(喜多謙一)
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