四月からNHKの英語基礎講座を聞きたいというので、大手の
メーカーブランド品のラジオを購入した。ところが、久しぶりに
雑音の多いラジオに出くわした。
家のどこでも雑音が多く聞きずらいので販売店に持ち込んで
みてもらったところ、昨年の6月?テレビがデジタル化された頃からか、
アナログのラジオはどうも調子がよくないと、販売員さんの説明。
納得がいかない・・・が、聞こえないものは、いらないと返品してきた。
どこで聞き込んで来たか子供たちは「パソコンでもiPadでもラジオが
聞ける」というのでiPadで試みると、何ときれいに聞こえる・・・。
ビジネス界の常勝軍団いえば、2012年3月期に94パーセント増益を
達成した米アップルだろう。そのiPadで発売時から版権が切れた
昔の本を100冊は読んだ。タブレット端末を手にしなければ、漱石も
芥川も読み直したりしなかった。そのことは以前に記したが、iPadで
ラジオが聞けるとは知らなかった。
思うに、私達は物心が付いた時には鉱石ラジオがあり、すぐに真空管、
トランジスター、ICと目まぐるしくラジオは進歩し続けてきた。身を
もってその歴史を見てきたというと言っても過言ではない。ここにきて、
iPadでラジオが聞けるということをも学んだ時点で、はっと気が付いた。
私達は「なんでもラジオで学んだ」世代なのに、今は米アップルの常勝
軍団に脱帽している。しかし、日本の電機産業はいずれ必ず巻き返しを
図るだろう。
なぜって、これだけ技術力の蓄積がある国は米国以外ないから。
と、最近”楽観”している。
(喜多謙一)
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