長期化する景気低迷を背景に、若者の安定志向が強まっている。
一つの企業に長く勤め。経験を積みたいと考えている・・・、
いい傾向と思う反面、転職を重ねて経験を積んで独立、開業する
欧米型から遠のいているようで、私には少々心もとない。
というのは、先日、50歳代で第2の就職が決まり、溌剌とした顔を
見せてくれた友人のAさんや、70歳前後まで、大手企業の顧問として
働いていた友人Bさんなどの働き振りを見るにつけ、国家資格や
技術力があれば年齢を問わず、”人財”として企業が求め続けて
いるということを知ったからである。
Aさんの場合、本業の自営コンサルタントを続けながら空いた時間、
電気関係の国家資格で第2の職場に就職でき、重宝がられているという。
Bさんの場合は、大手の自動車デザイナーのOB、技術力の確かさは、
中小自動車関連企業には、もてるのは言うまでもない。
願わくは、若者の安定志向・・・
国家資格や技術力が身に着けることを視野に入れ、独立、開業する
ぐらいの夢を持ってもらいたい。それは、企業定年のない人生、
生涯現役にも通じるように思うからだ。
(喜多謙一)
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