私の好きな漢字のひとつ“熾火”(21th エメラルド会展・出品作品)
熾火・おきび)赤く熱した炭火の意。
Stop Putin
Stop The War
Save Ukraine
とんでもない時代にならないように、ここで阻止したいですね。
3・21 稲葉 実
みどり市の友人・稲葉医師からの便り、”絵手紙“である。
●2022年3月23日
このハガキを見て、ふと、「山が燃えている」のを思い出した。
物心がつくかどうかの頃、お隣の富山県の山が燃えているのを、そう、77年前・戦前に見たことを思い出した。
北陸は富山県、福井県とたて続きに空襲があったが石川県、金沢市に近い私の所はなく、お隣の富山県の
「山が燃えている。(富山市内)」のだけは、鮮明に覚えていて、戦争の惨さだけはその時から身に染みている。
また、同年代の友人・ぬかりやさんは、「私も生か死かということでは、偶然に、いかされた人間かもしれません。
毎日の時間を大切に、画を描くことにしています。戦争に無理やり駆り出され壱枚でも多く残したいと願った方々に比べれば、幸せです。
私は、横浜で手足と顔を火傷して、その日のうちに小田原の長兄の家におぶわれて行き、約2年ほど、火傷の治療をしました。
その間、母と行った湯河原の町営温泉で、片手しかない、知らない兵隊さんが、5歳の私を
一所懸命に残った手で洗ってくれたのを覚えていて、未だに感謝しています。」
ぬかりやさんが、新聞に投稿したこの‟記事”が送られてきたのは、2008年の終戦記念日だった。
われわれの世代でも、彼のように残酷な運命を乗り越えてデザイナーとして生き、
定年後心機一転して、絵を描いている友人がいることを。ここで記しておきたい。
『野次喜多本』より抜粋
●2019年7月30日
子供たちに誘われて「アラスカクルーズの旅」に出た。毎日、アラスカの雄大な景色を眺めながら、
こんな大きな国、米国と、日本は戦争したことを思うと、その無謀さに涙が出た。
●2022年3月29日
散歩の途中、鎌倉の海岸に流れ着いたワカメを採る。荒れた日が続いた後だからか、今年は、この時期、“ワカメ豊作”
沢山の流れ着いた 海藻の中から良いワカメを見つけ、採るのは、“山菜採り”と似ていて楽しい、自然の恵みに感謝。
翌日の29日の朝は、6:30からのラジオ体操はキャンセルしワカメ採りに今度は自転車で行く。
懲りもせず、翌々日も行くから、女房は呆れてものが言えないとつぶやいている。
●3月30日12:00から、上海の友人親子とのランチ会があり、7-8人の仲間に「鎌倉産、ワカメ」
各自にお土産としてプレゼントする。
●4月1日 みどり市の友人・稲葉医師に、‟絵手紙”の返礼として「鎌倉産、ワカメ」レターパックで送る。
自然の恵みに私は、今年も感謝、感謝しながら…ウクライナにも早く平和が訪れるように願って。(喜多謙一)