人間、閑を持つ事。

このところ、時間を見つけては映画館、図書館通いをしている。
ジャガイモも植えたりしているから「晴耕雨読」に、映画が
加わったから何と呼べばいいのか分からない暮らしをしている。
昨日は、山田洋次監督の話題作、「小さなおうち」を見た。その前は
「武士の献立」を見たからたて続きに日本映画を見ていることになる。

今朝の新聞によると、昨年の映画興業収入ランキングが次のように
発表されている。
2013年の主なヒット映画
作品名(カッコ内は興業収入)
風立ちぬ(120.2億円)
モンスターズ・ユニバーシティ(89.6億円)
ONE PIECE FILM Z(68.7億円)
レ・ミゼラブル(58.9億円)
テッド(42.3億円)
やはりダントツは宮崎駿監督の最終作とされる「風立ちぬ」が、
興業収入120.2億円で一番。上位3位までをアニメ作品が占め、実写作品で
最も興業収入が多かったのは「レ・ミゼラブル」の58.9億円。
私は1位の「風立ちぬ」と4位の「レ・ミゼラブル」を見ているから、
まあまあ閑を見つけてヒット映画を見たことになる。
閑と云えば、先日若いデザイナーの送別会で先人の言葉を借り、人生は
こうありたい、人間が幸福であるための条件として4つを紹介した。(注)
1) 自分の生活の基準となる思想。
2)良い家族と友人。
3)意義のある仕事。
4)閑を持つ事。
その4 閑を持つ事を私は近頃、有言実行あるのみとしているが、特に若い
「物づくり」を目指すデザイナーには映画館、図書館通いを薦めたい。
そこにはデザインの沢山ヒントがあるから。
注)英国人クレイの言葉で、志賀直哉が『読書雑記』で記しているし、
  小泉信三も書いている。
(喜多謙一)
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