弊社も、現会長が創立してから20年が経ちました。
私が引継ぎ3年が過ぎ3月末無事決算も終える事が出来ました。
今年度より新たな方向性として、
「ヒトづくりからモノづくりまで」をテーマに事業展開して行くつもりです。
3月初め、和歌山でソフトキャンディを燃料にしたロケットの
打ち上げに成功したとのニュースを見ました。
なんと夢のある企画でしょう。
メディアによれば、発案者は国立天文台チリ観測所教授の阪本成一氏、
設計・開発は秋田大学秋田宇宙開発研究所所長の和田豊氏、
実験場手配は和歌山大学宇宙教育研究所所長の秋山演亮氏が
参加したとの事。
その中の秋山氏は「今回の目的のひとつに、
“世の中はもっと自由な発想をしてもいいんだ”と気づき、
色々な挑戦をしてもらいたいという思いがある。また同時に、
周囲の方たちに理解をしてもらい、応援してもらえる環境を築くことも
大事だという事を知ってもらいたい」と語っていました。
この秋山氏の言葉が印象深かったです。
私も娘が保育園の頃、子供達を集めて
ペットボトルロケット作りを教えたことを思い出しました。
園児ながら、水の量を工夫したり、羽の形を工夫したり、中には
絵の具を混ぜて色水を入れて虹を作るという発想をした女の子もいました。
「ものづくり」は価値教育に通じます。
「モノづくり日本」と言いながら
「モノづくりをしている人」の事を忘れてはいないでしょうか?
私も4月で還暦を迎え本来ならば引退というところですが
還暦の十干十二支如く生まれ変わったつもりで新たなスタートを、
また夢のある仕事をしていきたいと思っております。
今後ともみなさまのご支援の程よろしくお願い申し上げます。
(井上 和世)