「重慶(じゅうけい)」ミニ見聞録(2)中国のおもてなし二つ

中国・重慶の人口は3400万人。人口が多いということは、
東京を見ればわかるようなものだが、こと、重慶は、
まだインフラはそこまで出来ていないと思うから、
“天邪鬼的”に見てみたいと思ったに過ぎない。
これだけの人口がありながら、都内は地下鉄が数本しかなく、
これからであり、今は、自動車、鉄道、バスだけが便りである。
ホテルからイベント会場までは、車で送り迎えしてもらえたから
ラッシュ時の事情は見れなかったが、街中は車があふれていた。
車が通るトンネル内の歩道を歩いている市民の多さにも驚いた。

皆、排気ガスを吸って歩いているようで気の毒に思った。
宿泊先では、おもてなしが二つあった。
ひとつめは、テレビにWELCOMEの文字とともに名前が映されていたこと。
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ふたつめはフルーツのおもてなし。部屋にドラゴンフルーツが用意されていた。
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滞在初日は、市民センター内、セミナー会場、階段教室で160人の
受講生の前で「これからの日本の労働、雇用の現状と今後の展望」を
日本の大学の先生が話し、私は「人材会社設立・ビジネスの現状」を、
大学の先生の理論と私の実務経験とともに話した。
景気が良く、人材派遣業が乱立している現実も冷静に見ると先が読めない。
会場からの質問にはその辺りの不安を抱えている業者、若い人の声も多かった。
2日目は、600人ぐらいの受講生の前で、大手の自動車会社の人事部長等の
講演があり、いずれもグローバル企業に参入、明るい話が多いように思った。
休憩時間では、誰もが真剣にスマホに向かっているので不思議に思い、
通訳に聞いてみると、何と通信費が日本の十分の一とか?
国がスマホを奨励しているというのには驚いた。
昔聞いた話で、イギリスが7つの海を植民地・統治した時には、
どの国でも通信費を安くする政策をとったとか?そのことを思い出していた。
中国はどこに向かっているのか?
(喜多謙一)
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