― 百聞一見 ② ―

”百聞は一見に如かず“、パリの”元気を”少し紹介したいと先月書いたが・・・

駅を美術館に改装”有名なオルセー美術館“、会場が大きすぎてか、私と女房が迷子になった。一階でトイレに行った彼女が30分経って帰らないので心配になり、近くのガイドの女性にたどたどしい英語で「女性トイレ見てくれるよう」に依頼すると、突然、日本語のAI(人工知能)で[何が必要ですか」との再度の問いには面食らった。「女性トイレを見てくれるよう」言いたいが、AIでそれも言えない。その内に、近くにいたガイド嬢の一人が、今、日本語を勉強しているからと、日本語で話しかけてきたのには驚くと同時に助かったと思った。

片言の日本語ですぐに理解してもらい、彼女の後について来るようと、”職員用のエレベター“に乗り4階で降りて探してくれたが見つからず、エレベターで1階に戻った所、入り口近くで彼女も探していたので無事に会えた。
トイレ標識は、1階にあると1階にトイレがあるという常識は、ここでは通じず、階段を上り4階にあったのだ。帰りは反対側の階段から彼女は降り迷ったのだ。
駅を美術館に改装するとトイレの位置など、簡単に作れなかったのだということをここではじめて理解、知った。(開館は1986年)

 

(1)オルセー美術館(19世紀美術専門の美術館)屋上から見たルーブル美術館とセーヌ川

 

(2)パリ・ドゴール空港内のトイレ標識と椅子の表示

(3)椅子の表示

 

7月開会式を迎えるパリ・オリンピック、関係者には、日本語を学んでいる女性もいることを知り、心強く思ったし、ガイドとして、AI導入も進みつつある現実をも見た。
というのは、2日前・地中海クルーズの最後の島マルタ島で、スマホを岩にぶつけて壊したので使えず、持参していたら迷子になっても彼女を簡単に探せたのにと、私の反省しきり。(続く) 

‘24,5,1                                   喜多謙一

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