コンサルタント日記
東日本大震災 デザイナーは何が出来るか(7)
福島県出身の後輩、N君がメールをくれた。「ゴールデンウィークは、復興作業のため、実家に帰省する予定です。 庭のガレキの撤去の見積もりだけで4万を超えているので、 内部も片付けて撤去するには、かなりの気合がいりそうです。」ガレキの撤去…
東日本大震災 デザイナーは何が出来るか(6)
「成田は静まり返っていて不気味なくらいです。 店に聞くと、売り上げは半分以下だそうで、 外国人はほとんどいません。 地震の影響の重大さが身にしみてわかります。」と、上海に出張する友人が、成田から携帯メールをくれた。また、北京の友人…
東日本大震災 デザイナーは何が出来るか(5)
余震の後、必ず「大丈夫か」と北京の友人がメールをくれる。もう、そろそろ一ヶ月だから、収束するだろうと返事を書いた途端に、また大きな揺れが来た。余震である。忘れもしない、東日本大震災は3月11日午後2時46分、大きな余震が来たのは、4…
東日本大震災 デザイナーは何が出来るか(4)
4月4日付東京新聞の夕刊に、哲学者・梅原猛は書いている。 私は50年間、日本のことを研究してきて、 最近「草木国士」と共生する日本の思想をもとにして 「人類の哲学」を書く着想を得た。 しかし人間に奴隷の如く酷使された自然の怒…
東日本大震災 デザイナーは何が出来るか(3)
先週末、ヤボ用で千葉県の海岸に面したK市に行っていた。穏やかな海を見ながら、どうしても3月11日のあの大津波に繋がらない。テレビで見て愕然とした、あの海ではないのである。そして原発事故。この海にも放射性物質が流れているかもしれない。…
東日本大震災 デザイナーは何が出来るか(2)
「天災は忘れた頃にやってくる(災害は忘れたころにやってくる)」という有名な警句がある。一般には、寺田寅彦の言葉として知られているが、結局、「災害」だから「忘れた頃にやってくる」のではなく、「忘れた頃にやって来る」から「災害」になるの…
東日本大震災 デザイナーは何が出来るか(1)
先ずは、お見舞い申し上げます。私は、11日(金)午後、横浜の会社で、コンサルタントの仕事中でした。揺れ始めてから収まるまでの時間の長さに、まず驚きました。その後、余震もあり、電車が動きませんでしたから、その事務所に泊めてもらい、12…
昨今のデザイナー転職事情(2)
昨日、北京の友人と会った。長い春節休暇も終わり、少しは動きがあるのでは?と、一番に、中国の市場動向を聞いた。この時期、役所の人事異動もあり、3月20日頃までは、担当者が落ち着かないので、交渉事はお預けだという。新5ヵ年計画が発表さ…
昨今のデザイナー転職事情(1)
インターネットが、会社組織や経営に変革を促している。ネットの浸透で意思伝達や取引の手間が格段に減り、スピードとコスト競争が激しさを増し、研究開発、社員の働き方、コミュニケーションなどの変革が求められている。一方、その流れについて行け…
市民講座のデザイン講義
先日も記したが、2月、8月(通称:ニッパチ)は、私の充電期間。第二弾は、「美の競演:黄金比と造形の世界 美しい形に潜む不思議な数字」と題して、東京都市大学の川口和英准教授の講演を拝聴した。講義内容は、都市景観や身近なデザインについて、…