コンサルタント日記
麗しのテーマたち
懇意にしている後輩から、「ゼミ卒制企画審査会」に来てくれないかという誘いがあり、同僚と共に出席した。彼の教える大学で学ぶデザイナーの卵で、来春卒業予定の4年生、24名の卒業制作テーマを先生、先輩、後輩など、皆でチェックし合うという、…
日本の職人技
先日、「秋山孝ポスター美術館長岡」のオープンを祝ったあと、長岡市に泊まり、翌日の日曜は、直江津に向かった。町村合併で今は上越市。NHKの大河ドラマに沸いている街と思いきや、不況のせいか、観光客も少なく、静かな街で驚いた。かねてから…
デザイナーの偉業
グラフィックデザイナー・秋山 孝は、本当に美術館を作り、自身の作品を並べ、オープンした。今月11日(土)、多くのファンの協力を得て、彼の郷里・新潟県長岡市でオープンにこぎつけた。私もお祝いに馳せ参じた。実に、凄い偉業を成し遂げた…
七夕と人間ドック
先日、恒例になった年一回の人間ドック入りした。待合室で、今年も、「健康はすべてでない、しかし健康がなければすべてがない」という色紙にお目にかかった。いつも言われることだが、健康維持の3原則は、「運動」「栄養」「休養」、この3つがう…
一人のデザイナーとして
GM(ゼネラル・モーターズ)の二の舞になるまいと、喝を入れ始めた企業が多いと聞く。デザイン部門も然り。では、今、そのGMのデザイナーの再就職はどうなっているのだろうという話になった。友人が、米国の若いデザイナーに聞いてみたところ、…
続・上海万博の足音──開幕まで300日
変貌を続ける上海で、インテリアデザイナーとして活躍している友人と、先週、東京で杯を交わした。上海万博は、昨年の北京オリンピックに続いて、中国を先進国に成長させる国家プロジェクト。来年5月から、半年という長期にわたる万博の重点は、経…
上海万博の足音──開幕まで300日
日経新聞の夕刊に、昨日から上海万博の連載が始まった。「万博で一番見たいのは米国館」――こんなアンケート結果が、上海の新聞に載ったそうだ。見てみたい海外のパビリオンは、米国館が51%で1位。2位はフランス、3位は英国、日本も4位に食い…
嬉しい電話
もう、4?5年前になるだろうか。ニューヨーク帰りの若いデザイナーA君を、製造から流通、商社的機能までを持った中小企業・B社に、ご紹介したことがあった。しかし、しばらくして、彼は健康上の理由で退社したと聞いていた。先日、B社の社長と…
日本の製造業の未来
友人の紹介で、「街の発明家」で、金型屋さんのT氏と夕食を共にした。名刺を忘れたという氏は、最近売り出したという新製品、「爪を切らずに、削って処理する」という爪削りを名刺代わりに差し出した。そこには、自宅住所も、工場名も書かれていた…
ミラノ・デザインの真髄
『私は昨晩、「真夏のミラノ」に帰りました。本日の予想最高気温は32度です。でも、空気はさわやかで、良い季節です。ちなみに、こちらでは、「豚」の話題はすっかり消え去っていました…』先日、日本でお会いした、イタリアはミラノ在住のデザ…