コンサルタント日記
還暦のデザイナー
お笑い番組を見ながら、デザイン画を描いているという川崎和男をテレビで見た。ご存知、TV東京の『カンブリア宮殿』という番組だ。「その男がデザインすると、なぜ売れるのか、ケンカ屋デザイナーの面白発想術」という副題で、村上龍との対談も面…
大道芸人のプロ根性
開港150周年イベントで、横浜が賑わっている。「母の日」の日曜日、港の見える丘公園で、散歩の途中、大道芸人の芸を見た。はじめは、子供達に風船を作ってプレゼンしながら、観客を呼び込んでいたが、その口上が、実にうまい日本語なのだ。英…
地方新聞の未来
この日曜日に、わが小さな街の市議会議員の選挙があった。ベニヤ板に、候補者のカラー写真がベタベタ貼り付けられた「異様な看板」の中から候補者を選ぶという、あの原始的な選挙である。自治体のデザイン感覚、全く無しと、今回も思った。即日開票結…
絵本作家誕生
40年来の旧友から電話があった。初めて制作した絵本が、印刷会社から届いたから見て欲しいという。彼とは長い付き合いだから、彼の幸も不幸も見てきた。メーカーの宣伝部で、グラフィックデザイナーとして、溌剌と働いていた彼は、10年前、不幸に…
変化はチャンス
春は人事異動の季節。中国・上海に、来月赴任するというA君が、先日、挨拶に来た。そして昨日は、3年の海外駐在を終えて帰国した、B君と会った。いずれも30代である。彼らは、会社の人事異動で、初めての海外赴任だっただけに、知らされた当初…
バランスという課題
中国のデザイン系大学は、約450校あり、毎年の卒業者数は約10万人。そのほとんどが、国公立の総合大学だ。デザイン専攻は、総合大学のなかの芸術学部、美術学部、理工学部、教育学部、工学部などに属している。なお、美術の単科大学は少なく、1…
気になる中国・上海
先週行った、上海市内の街角風景。来春開幕の「上海万博」は、不景気風を吹き飛ばせるか。上海の人口は、1,850万人で、北京より300万人多いのだが、さらに、重慶という3,000万人を越える巨大都市もある中国。上海市内では、一日三交代…
プロの販売員を見た
先日、所要で田舎に帰る際、特急電車の中で、すばらしい女性車内販売員を見た。中年の方とお見受けしたが、売り子さんとしてのパワーが際立っていたのには驚いた。まず、声が通るので、販売のワゴンが来たことがはっきり、すぐに分かる。車窓の風…