「リデザイン」という概念の一新

ボディも中身もすべて新しくなった「iPod nano」は、「リデザイン」という概念を一新した。
さらに小さく薄く軽いアルミニウムのボディ。
5つのスタイリッシュなカラー。
より明るくなったディスプレイ。
そして最長24時間駆動のバッテリー。
変わっていないのは名前だけと言ってもいいくらい──
ご存知、新しい「iPod nano」CMだ。
世界で一番人気のこのデジタルミュージックプレイヤーは、
デザイン界にとっても衝撃的といえるデザインでデビューした。
そのiPod が更に「リデザイン」という概念を一新してみせた。
iPodの独走を許すまいと各社が追従し、競争は激化しているが、
その中で、堂々とコピーに近いデザインがあるのには驚く。
と同時に、それが日本のメーカーの製品であるのには呆れるし、悲しささえ覚える。
それも販売・営業サイドの「売るがための要求」であることもわかるが、
それに従ったデザイナーも何とも情けない。
最近、このケースと同じように、単なるコピー戦略ではないか、
と思われるものにプリンタがある。
某メーカーの白黒モノトーンのシンプルなスタイルを真似たものが登場、
素人では一見して何処のメーカー製か判断できないほどだ。
この業界も本当に呆れる。
そこまで真似しなくともいいのにと思うのは素人の考えか?
売るためのデザインに徹するのがプロなのか?
本当にそれでいいのか、大手メーカー、デザイナーの今後が問われる。
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