iPod nanoのパッケージ

デザイン界に何かと衝撃的な話題を提供し続ける、アップルのiPod。
今度は、iPod nanoのパッケージを見ていて気づいた。
そのパッケージの大きさは、W105mm×D55mm×H43mm である。
本体や取扱説明書、アクセサリーを含めてこの中に納まっているから、
簡単にポケットに入れて持ち帰れる。
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普通のiPodと同じように、充電はUSBに差し込めばいいし、
情報はすべてパソコンから取り出す方式。
接続コードなど不要な設計が、nanoにも貫かれている。
それに比べて、携帯電話やデジカメなどは、充電器や分厚い取扱説明書、
それに注意書きとやらのさまざまな書類まで入っているから、
それなりのパッケージの大きさが必要になり、
意地悪な見方をすれば「空気を運んでいる」ようなもので、
ゴミに出すべきパッケージを買わされているようで、いただけない。
因みに、私のデジカメのパッケージの大きさは、W220×D160×H50 。
iPodと値段が同じくらいだとしたら、この大きさの分、輸送コストも増し、
利益率は悪いはずである。
そして、充電器など、それぞれの機器の付属品が部屋にゴロゴロしている。
今や誰もがエコをうたいながらのこの有様。
メーカー間の縦割り、製品開発競争もいいが、
我が家のスペース、整理整頓にも気を使ったデザインを
提案して欲しいと願うのは、私だけではないだろう。
発売されてしばらく経つが、iPod nanoは、今でも私にとっては、
いろいろな面で、なにかと「気になるデザイン」なのである。
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