前もこのブログで「スイカの宣伝のやりすぎ」を書いた。
収入アップ、金儲けが出来ればいいというJRの経営感覚では、
毎日の通勤・通学は怖い。
先日も、停車位置誤り架線切断で、通勤時間帯に5時間不通、
宇都宮線・高崎線で、都心に向かう通勤・通学客ら18万5000人に影響が出た。
中でも、蒸し風呂状態の車内に閉じ込められた50人あまりの人は、
病院で手当てを受けた。
そして、直接の被害者18万5000人の裏には、心配している家族や会社の同僚がいて、
実際の影響は数倍、100万以上に及んだのではないか。
JRでは、再発防止を徹底し、簡単に架線が切れない設備の開発を進めるという。
しかし、今回の
「安全対策・設備投資にお金をかけていない」
というコメントには呆れた。
毎日、イヤでも通勤・通学に利用する電車の話であるから何とも心もとない。
国からの払い下げJRは、民営化して良くなったのだろうか。
国土交通省関東運輸局は、JRに文書で警告し、
原因と再発防止策を報告するよう求めたというが、これも他人事、
文書で警告するようなやさしい問題でないはずだ。
安全対策、設備投資、そしてデザインに全力投球するように、
経営感覚を改めるよう指導できない国土交通省の無力は、
政治の問題に発展するのだろうか。
車内の中刷りを見ながら、この広告収入を安全対策、設備投資、デザインに回し、
毎日安心して職場や学校に行ける社会を目指してこそ、公共の乗り物だろう。
(K.K.)
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