韓国デザイナーのスキル

今、韓国製デジタルラジオレコーダーを使っている。
取扱説明書には、
「まず、モード設定ボタンを押して電源を入れます。
 ※ON/OFFのボタンはありません」
とある。

本体背面に表示があると書いてあるので、よく見ると、
アールがかかっているところに、1ミリ程の文字が印刷されているので見難い。
表示としては良くないが、全体のフォルムとしてバランスよく出来ている。
ラジオの録音・再生の機能付きで、軽く、適切な価格であれば売れるだろう。
一見すると、わが国のS社や、N社の製品にも見える。
韓国デザイナーのスキルもここまで上がってきていることを実感した。
先日の夕刊には、人材各社が韓国人技術者を日本の製造業に派遣する、とある。
もちろん、その中にはデザイナーの派遣も含まれているだろう。
そうなると、韓国デザイナーは、就職・転職の面でも、我々日本人デザイナーの
競争相手になってくるのだろうか。
国際化の一断面を見るようで、我々もウカウカしていると、就職できないことになる。
韓国デザイナーのスキルアップは、日本と中国にはさまれて、
生き延びる手段が「デザイン」だという国策にあるという。
デザイナーも、世界を相手に戦う時代に突入したのだ。
厳しいとも言えるが、考え様によっては、刺激的でやりがいのある職業ではないか。
(K.K.)
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