環境デザイン、環境色彩

今年の『公共の色彩賞 ?環境色彩10選?』が発表になった。
この賞は、「公共の色彩を考える会」が、
全国から優秀な環境色彩を選び発表するもので、
今年で22年目になる、伝統あるイベントだ。
自薦、他薦を問わず、推薦文と写真で応募し、
審査員はそれらを比較検討し、10選に絞り込む。
今年は、7人の審査委員の一人として一票を投じたので
その感想を述べてみたい。
今年は107点の応募があり、その中で、審査委員満票で選ばれたのが、
新潟県の「安善小路の黒塀プロジェクト」だ。
城下町・村上市の歴史と伝統を重んじながら、まちづくり進めている、
市民参加型の秀逸なプロジェクト。(写真参照)
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住民が助けあって街並みを考え、お金を出し合い、行動するという、
デザインで言うなら、そのプロセスを、私は評価した。
この事例ひとつを見ても、日本はまだまだ捨てたものではないし、
可能性を秘めている国民の集まりであると確信できた。
我々の環境も、常に気にして努力しないと良くならないのだ。
「ローマは一日にして成らず」、地道な積み重ねが大切だ。
(K.K.)
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